観徳亭(1990年4月 62歳)

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観徳亭は今から550年も昔の1448年 朝鮮世宗王が兵士達の徳を磨く為の道場として建てられたもので、済州市内では最も古い建物で、宝物台322号の指定を受けています。 私が住んでいた頃も、済州市内では1番大きく、広い建物でした。 観徳亭は済州市内の中心部にある広場のような大通りに面しているので分りやすく、よく目立っていました。 昔、その広場は集会や行事、兵の訓練にも使われていたようです。 建てた当時の観徳亭は柱と屋根だけで壁はなく、観徳亭の中から王様が兵達の訓練の様子を見る事が出来たようですが、日本が統治していた頃は、建物の廻りは壁になっていました。
昔この建物の中で無声映画を見せてもらった事がありました。 当時の済州島には映画館などはなく、映画を見た時も満員だったように思います。 内容はよく覚えていませんが、大きな蛇が多くいて、怖かった記憶だけです。 雪の積もった寒い夜だったけれど、小学3年生の私が座っていた所のすぐ前は、丸くて太い柱があったので、よく見えなかったし、無声映画なのに説明もなかったけれど、映画を見るのは初めてで、珍しかった記憶があります。 昔は行事や集会にもよく使われていたようですが、 今は文化財の指定を受けているので、入場は不可との事です。 済州市の大通りの中心に、昔と変わらぬ姿で堂々と構えて建っていたので懐かしく感じました。 観徳亭の前の大通りは、地下商店街を造るために 大々的に掘り返していました。 この辺りの地価は1坪が1千万円もするとか! 日本の繁華街の地価を上回る地価の高騰に驚きました。 済州島は離島で、辺鄙な所と思っていたからです。 済州市は地価が高いので、既に地下商店街が出来ていたので、この工事はその延長よようでした。 |