済州市庁(1990年4月 62歳)

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龍頭岩を見物した後で、再び専用バスに乗って、市内の高台に在る済州支庁を表敬訪問しました。 流石に25万人の市庁舎ともなると、威風堂々として立派でした。 昔の済州邑(町)が済州市となり、町が立派に発展している事は嬉しい事です。 これは故郷が元の通りであって欲しいという願望とは矛盾しているけれど、どちらも本音なのです。 済州市庁では、応接間で市長さんに出迎えられました。 皆に配られた名刺には、 『済州市長 全昌壽』 と書かれてありました。 市長さんの歓迎の言葉は、漢拏日報社の編集局長さんが、日本語で代読されました。 要約すると、 『懐かしい故郷に よくおいでくださいました。 歓迎します』 と言った内容だったと思います。 それと共に、済州市の現況についても、詳しい説明がありました。 日本からの土産は何を進呈したのか覚えていないけれど、訪問の記念として、全員に済州の風景が描かれた絵皿が渡されました。 今日の昼食は、市内のレストランで、市長招待の豪華なカルビー焼きをご馳走になりました。 市長さんが、私の隣の席に座られていたので、『子供の頃には水が不自由で、雨水を樋で受けて使っていたのに、今は水に不自由をしていないのでビックリしました』 と言うと、水道の行政について市長さんから直接流暢な日本語で説明がありました。 昼食後、今度は新済州市にある済州島庁を表敬訪問しました。 こちらには知事さんは留守だったけれど、代理の人が挨拶されて、済州島に関する詳しいパンフレットが配られました。 午後は市内に在る名所旧跡や、民族自然史博物館・忠魂碑などを見て廻りました。
市長さんのご挨拶 済州道は美しい自然環境と固有の民族文化が息づいている魅惑的なところでございます。 眼ぶしい白い砂とコバルトブルーの海、島の中心に勇壮な漢拏山とその中で覆い茂げて広がる森、野原と渓谷そして海辺に散在する黒色の溶岩石、それに子子孫孫に伝承、保存されて来た民俗などは、楽しい経験として抱かせるに充分であるうと思います。 済州道をご訪問なさっている方々に、済州道民たちの、真心からの歓待をお受けになり、また、観光目的地として済州をお選びになったことについて、ご満足になられることと思います。 この案内書が済州道をご理解していただくのに少しでもご役に立ちますことを望むしだいでございます。有難うございます。 済州道知事 |