龍頭岩(1990年4月 62歳)

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観光バスは、龍頭岩のある西海岸へと向かいました。 龍頭岩のある場所は、市内の中心部から歩いて15分くらいで、バスだと5分もしないうちに到着です。 この龍頭岩は済州十景に数えられていて、市内で1番の観光名所になっている所です。 子供の頃には観光と言う意識が全然無かったので、こんなに近い所に奇岩が有るなんて知りませんでした。 流石に名所だけあって、近くの海岸には観光客目当ての大きなレストランや、済州島特産の土産物を売る屋台が並んで、賑やかな呼び声を上げていました。 済州島の特産品の中にはバナナもあるのでビックリしました。 幾ら済州島が暖かいと言っても、多分温室育ちだと思われます。 韓国はまだまだ外貨が不足でバナナは輸入できないので、珍しくてよく売れるとか。 バナナなんてと一蹴する日本が有難いと思いました。 西帰浦の辺りではパイナップルも取れるので、これも特産品として店頭に並んでいました。 龍頭岩は済州市の西海岸の岩場にある奇岩で、その形が龍の頭に似ているところから、この名がついたものです。 生成の生い立ちは、漢拏山が爆発して時に溶岩が海中に流れて固まり、偶然に出来たものです。 伝説によると、漢拏山の山頂にある白鹿漂(火口湖)に棲んでいた龍が、漢拏山の神霊である御玉を口にくわえ、浜辺に出て昇天しようとしたところ、天帝の怒りに触れて岩にされてしまったと言う事です。 岩の形は見る方角によって変わるけれど、特に夕暮れ時に夕日を浴びて見る時のシルエットが最も美しく、正しく龍の頭のような形をして、勢いよく天に駆け登るように見えるので、夕日が沈む直前の頃になると、ハネムーンのカップルが岩を背に記念写真を撮っている光景に出くわすそうです。 眺めるのに最も良い角度の所には、展望台もありました。 そこから眺めると、確かに龍の頭にそっくりです。 造形の神のいたずらでしょうか。 高い所から眺めると、龍頭岩の背景には、市内の港の方に林立するビルも遠望できました。 |